生き残りの投資

私はあるルールに基づいて投資しているわけではない。 ゲームのルールが変わる瞬間をめがけてトレードを仕掛けるのだ。

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日本に格差社会がやってくる

 安倍内閣が発足してから抜本的な経済対策が取られたということはありません。いわゆる「第3の矢」と言われる日本経済の構造を変えるような大胆な規制緩和などドラスティックな改革は実際ほとんど行われていません。
 確実に実行されたことは、日銀の体制を変えて思い切った金融緩和政策、マネーの怒涛の印刷を行ってきただけです。ですから安倍内閣の実績と言われると第一の矢、第二の矢、第三の矢、と言われていても実際は第一の矢である金融緩和だけが大胆に行われたという評価が大半です。
 この金融緩和は量的緩和策といって、日本円を大量に印刷して国債を購入することです。
 さらに日銀は日本円を印刷して株式や不動産投信まで購入しています(その額は国債購入の額に比べれば少額です)。かように安倍内閣では日銀を使って日夜マネーの印刷を続けてきたわけです。

 この量的緩和策の効果ですが、実体経済にどのようにどのくらい効いてくるのかは証明されていません。ただ米国では量的緩和政策は明らかに経済回復のツールとなってきました。リーマンショックで瀕死の状態になった米経済を救ったのは量的緩和策の思い切った実行でした。これが経済にどのように働きかけてどのようなメカニズムで経済を活性化させるのかは定かではありません。ただはっきりしていることは、量的緩和政策によって米国経済が回復したという事実と、もう一つ、量的緩和政策を行うと株式市場は必ずといっていいほど上昇するという事実です。

 マネーを印刷する、マネーの量が増える、株が買われる、株を持っている人達が儲かる、彼らが消費を行う、景気が回復してくる、という流れになります。この経路は量的緩和策においては確実に発生している構図なのです。
 そして今や量的緩和策はユーロ圏でも実行されて、これがユーロ安株高を引き起こしてユーロ圏経済の回復に寄与しています。

 一般的には経済が好転して、株高が実現されるのですが、量的緩和策においてはマネーの力で通貨安や株高を引き起こし、それをバネにして経済を活性化させるわけで、株高からの経済好転ということで順番が逆です。しかしこれが今の世界の潮流であり、この手法のみが経済を回復させることができたことも事実なのです。
 「2%のインフレ目標達成」が世界各国の経済目標です。量的緩和政策は、この目標が達成されるまでは、「オープンエンド」と言われて始まったら達成されるまで終わらない、と明言されています。結果、2%の物価上昇が起きていない日本ではまだ相当な期間、この量的緩和政策は続けられるのです。ですから株は上がり続けるしかないのです。

 繰り返しますが量的緩和策は、株高を引き起こすことは証明されています。現在の先進国では唯一の経済回復の手段である量的緩和に頼るしかなく、マネー印刷を止めることなどできないのです。そしてその政策は株高を誘発させるものであり(政府は表立っては決して明言しません)、結果的に持つ者である富裕層ばかりを潤し、持たざる者との差を限りなく広げていくのです。

●今後の行方は?
 「この道しかない」。昨年行われた安倍首相の選挙のキャッチフレーズは、アベノミクスを前面に出したものでした。そして日本国民はこの政策を支持したのです。今後も限りないマネー印刷によって株高は際限もなく続いていくことでしょう。そしてやがて2、3年後には本格的なインフレもやってきます。今回の日経新聞の世論調査でもわかるように、その時、人々の意識はその立場や自分の置かれている立ち位置によって大きく変わってくることでしょう。時代は常に動き、歴史の事実は峻烈で残酷でもあるのです。
 デフレからインフレへの変化を確信しなければなりません。勝者と敗者、激しくなっていく格差社会の到来を意識しなければなりません。生き残りたければインフレに備えなければなりません。アベノミクスは日本の景気を回復させるものですが、それは資産効果という大きな株高を引き起こすことによってのみ成功するのです。驚くべき株高の動きは日本政府の不退転の政策をバックにしたものであり、変わることはないのです。結果的に起こってくる怒涛の株高は、その激しさから日本に修復できないほどの格差を引き起こすことになるのです。保守的で脅えてチャレンジできない人には未来は微笑みません。来るべきインフレを確信できた者だけが生き残れるのです。
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  1. 2015/03/31(火) 05:58:29|
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